Letieres Leite & Orkestra Rumpilezz
- Written by
KEPEL KIMURA - Posted on
February 25, 2010 - Category
Reviews - Tagged
Brasil, CD, percussion, 新譜

ブラジル北東部のアフロ・ブラジレイロ文化の中心地であるサルヴァドール・ダ・バイーアから、レティエレス・レイチ(Letieres Leite)というベテランのサックス奏者が率いる“オルケストラ・フンピレス”の記念すべきデビューアルバムが届きました!
彼らは打楽器が8人、管楽器が最大17人からなる大編成のバンドです。打楽器と管楽器だけ、という編成から考えればいわゆる「ブラスバンド」なのですが、使っている打楽器類はアタバキ(アフリカ伝来のコンガのような打楽器で、3つのサイズがワンセットで使われる)が中心になっています。アタバキは主にカンドンブレというアフロブラジレイロの宗教に用いられており、格闘技の一種である「カポエイラ」でもビリンバウとともに演奏されます。フンピレスの演奏はその「カンドンブレ」の様々なリズムを基調にしているところが大きな特徴となっています。そのアフロ・ブラジレイロそのもののリズムの上に、トランペット、サックス、トロンボーン、チューバなどの管楽器隊が加わって、他に例を見ないパワフルでポリリズミックな音楽を作っています。基本的にヴォーカルはなく、全てインストゥルメンタルなんですが、このデビューアルバムには1曲だけブラジリアン・ソウルのエヂ・モッタが参加しています。
録音は彼らの地元バイーア州の州都サルヴァドールにある有名な劇場、チアトロ・カストロ・アルヴェスで行なわれました。そしてミックスダウンはグラミー賞も獲っているニューヨークの名エンジニア、ジョン・ファーラが手掛けています。
全10曲中9曲がリーダーのレティエレス・レイチの作品で、6曲目はゲストで参加しているヴォカーリスト、エヂ・モッタの作品です。
CDの最後にはインタラクティヴトラックが収録されています。手首に巻く紐のお守り「Bomfim」で有名なサルヴァドールのノッサ・セニョーラ教会で行なわれた彼らのコンサートの模様をコンピュータで見ることが出来ますよ。
こういう音楽はなるべく大音量で聴きたいものですが、住宅事情によっては無理かと思いますので、大きな音で聴きたい方はどうぞ南阿佐ヶ谷のMPB-storeへお越し下さい。
関連するサイトを載せておきますので、どうぞアクセスして下さい。
http://www.myspace.com/letieresleiteamporkestrarumpilezz
http://www.rumpilezz.com
http://www.cacodetelha.com.br/blog/2009/10/22/letieres-leite-e-orkestra-rumpilezz-lancam-o-primeiro-cd.html
『Letieres Leite & Orkestra Rumpilezz』(Biscoito Fino / BF917 / Nordeste / CD / 2,800円)


