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■シブい!彼の半分にも足りない私が言うのは生意気だけど、82年という歳月を生きてきた彼にしかこんな曇りのない歌は歌えない。聞き終わった時には泣きながらも気分は晴れ晴れ、生きる勇気を与えて貰った。こんな風に歳を取りたいな、とも思わせてくれた。そのかたわらで新進ショーロ・グループ:トリオ・マデイラ・ブラジルは、その渋さを助長するかのようなシンプルかつゴージャスなサウンドで、パーカッションもほとんど使わず、たった17本の弦とは思えない最高のスイングでサポートをする。ギリェルミとは親子以上の年齢差のはずだけど、ブラジル人にはそんな事は全く関係ない。根底に流れるものは皆同じ。ベッチ・カルヴァーリョ、ファギネル、モアシール・ルィス、エルトン・メデイロスという豪華なゲスト陣も、さりげなく花を添えるだけ。そう、ブラジルってそういう国だった。そんなブラジリダーヂには愛がいっぱい、聞けばアナタもきっと幸せになれる。(熊本尚美)