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その日も、いつものようにケペルさんと立ち話をしていた。その時、近くにいた人が突然聞いてきた。「今かかっている曲はケヴィン・レトーの曲ですよねぇ?」そう、そう言われてみれば、英語とポルトガル語の違いはあるものの、次から次へとケヴィン・レトーのオンパレードではないか。気づきませんでした。きゃぁ!恥ずかしい。白状します。実は、もう8年ほど前ですがケヴィン・レトーの「モーニング・キッス」を聞いて以来、その透明感のある爽やかな歌声と、流れるようなメロディーラインに惹かれて「オレ、ケヴィン・レトーが大好きでさぁ!」とみんなに言いふらしていた頃がありました。汚名挽回さっそく帰ってケヴィンのアルバムを引っ張り出してみたら、旦那さんのマイケル・シャピロと並んでクレベール・ジョルジの名前がそこらじゅうにあるではないか。もう一つ驚いたのは、ヒットアルバム『アナザー・シーズン』には、このアルバムでもアレンジにプロデュースにと大活躍のドリ・カイミの曲が4曲も入っていた。あの頃はLAサウンドとして聞いていたが、実はセル・メン譲りのブラジリアンテーストだったんだ。名曲「アナザー・シーズン」が「マンゲーラ」という曲で、どサンバになったのにはブッタマゲタが、聴いているうちになんかそれ風に聞こえてくるから不思議だ。「故郷に錦を飾る」なんて感じのタイトルだが、どこで活躍してもブラジリアン魂は忘れないゼ!っていう心意気が伝わってくる。伸び伸びとした歌声に自然に身体も動き出す素敵なアルバム。尾瀬あのさんもこれ聴いて、いつまでもお元気で!(かとうけんじ)