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ブラジルとヨーロッパを自由にクロッシングし続けるサンパウロ出身の女性シンガーのリカ・セカートが2001年にポルトガルとドイツで、ホメロ・ルバンボ(ギター)と二人だけで行なったライヴ・アルバム。すぐれたギタリストほど歌伴で実力を発揮するものだが、ホメロ・ルバンボほどの人気をほこるスーパーギタリストも当然のことながら持ちうる手札のすべてをさり気なく披露していて大変小気味よい。しかもまさにデュオのみのなせるわざ、スタジオよりもはるかに自由度を増したリカのヴォーカリゼーションと化学反応して、ふたりも予期できない高みをつかんだのではないだろうか。ブラジルのレパートリーのほか「ベサメ・ムーチョ」「枯葉」「柳よお泣きなさい」といったポピュラーな曲の新鮮な解釈、ティト・マヂの「バランソ・ゾナ・スール」の味わい深いこと。