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ブラジルとヨーロッパを自由にクロッシングし続けるサンパウロ出身の女性シンガーのリカ・セカートの新しい世界を見せてくれた2005年の意欲作。選曲のセンスに定評のあるリカだが、なんと今回すべてをオリジナル作品でかためて未知のステップへの意気込みにあふれているようだ。レディメイドの楽曲にとらわれないやりかたは成功したようで、人気ギタリストのホメロ・ルバンボほか10人以上のミュージシャンが参加した音世界は、非常に透明感あるファンクネスが脈打つ実に完成度の高いブラジリアンAORとしてみごとなフュージョンがなされたものだ。プログラミングの導入もセンスよくスパイスになっている。ハートにしみるバラードが多いのも印象的で、さざ波のようなノリを持ったリズムと交差してして放つ光の束、そしてそのサウダーヂには本物だけが持つコクのようなものがある。